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鉱研工業株式会社

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世界的な油圧機器メーカー ポクレン社の社報に当社との協業活動が紹介されました。

ニュース
2020.11.30

(左図の和文)

鉱研工業独自の岩盤掘削マシン

鉱研工業は特殊な岩盤レイズボーリングマシンであるビッグマンを開発した。これは軟岩・硬岩のどちらでも立坑の掘削が可能なマシンだ。ビッグマンはあらゆる地質条件において群を抜いた威力を発揮し、類を見ない強力な掘削性能によって大口径の立坑を掘削することができる。ビッグマンはカッターを備えた大径リーミングビットと給進シリンダーの威力を融合させたマシンだ。このマシンは2段階で岩盤を掘削する。第一段階では地上に設置されたビッグマンが既存の横坑までパイロット孔を掘削する。第二段階では地下で大径のリーミングビットに付け替え、シャフトに連結させる。そのビットが地下から地上へ向かって掘り上げることで、リーミングビットと同じ径の立坑を掘ることができる。

鉱研工業の岩盤レイズボーリング部隊がMSモーターに脚光を浴びせた

ビッグマンの開発当時、鉱研のレイズボーリングの掘削径は最大2.5メートルが限界で、高速モーターと減速ギアを組み合わせた回転力によって掘削を行っていた。1995年にはさらに大口径の掘削に挑戦することになり、径5メートル、深度500メートルの掘削能力を持つBM-500Aを考案した。そのマシンを駆動させるためには、小型で高効率かつ高トルクを発揮できる出力密度の高い油圧装置が必要だった。そこで、鉱研は高速モーターとギアボックスアセンブリをポクレン・ハイドロリックス製の直結駆動ユニット3式に置き換えた。そのユニットはMS125モーターが1つと、フリーホイール機能付きのMS35モーター1つが組み合わされている。モーターは2速切り替えが可能なため、このマシンは右回転では5段階の掘削スピードが、左回転では6段階の掘削スピードが得られる。BM-500Aが成功したことで、鉱研工業はさらに大きな径を掘削できるBM-600Aの構想を練り始めた。ポクレン製のMSモーターのアセンブリはすでに群を抜いた能力を証明されていたため、より大きなマシンにもBM-500Aと同様に対応策を講じることができた。日本政府が自然災害の被害軽減のため建設事業を推進する中で、鉱研工業は生産能力の向上のため新たな工場を建設している。今後さらに関係を築いていけることを楽しみにしている。

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