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鉱研工業株式会社

鉱研工業株式会社

海外事業

世界へ貢献

 鉱研工業は1970年代にいち早く海外に事業を拡大し、その後、アジア・アフリカ・南米など各国の社会基盤整備や資源開発に広く貢献してまいりました。特に地下水資源開発には数多くの実績を有しており、多くの人々に飲料水の供給を実現してきました。

 

ODAを通じてSDGsに貢献

 鉱研工業は日本の政府開発援助(ODA)によって途上国への水井戸掘削機の納入や、井戸・水道設備工事を中心とした、多くの事業の実績があります。

 当社の厚木工場で製造されたトラックマウント式ボーリングマシンは、道路が整備されていない場所でも問題無く走行でき、施工の場所を選ばずに井戸の掘削をすることが可能です。また耐久性にも優れており、長期間に渡って使用し続けることができるため、現地からも高評価をいただいております。

 

新興国・途上国のインフラ開発

 日本の戦後復興期と同様、現在発展途上国では急速なインフラ開発が進んでいます。資源開発やダム建設、道路建設など、国のインフラを開発する上でボーリング業務は欠かせない存在であり、耐久性、操作性に優れた当社の機械は、KOKENブランドとして多くの国で活躍しています。

 

ボーリング技術者の育成

 ボーリング技術は専門知識を有するため、掘削機を与えるだけではなく現地のエンジニアへの技術指導も同時に行う必要があります。祖国へ日本の技術を持ち帰ろうと、多くの現地人エンジニアが真剣に鉱研から技術を学んでいます。

 日本国内においてはインド人社員やベトナム人技能実習生も多く雇用しています。数年間の研修を終えた実習生は母国に戻り、国の技術の発展に貢献する人材として活躍していきます。

 

マラウイ事業に関する情報について、随時更新します。

  ← Linkedinからも最新版をご覧いただけます。


2024年6月17日更新

鉱研工業株式会社(代表取締役社長:木山隆二郎)は、経済産業省による令和6年度「技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業(製品・サービス開発等支援事業))」の「J-Partnership 製品・サービス開発等支援事業補助金」に採択されましたのでお知らせします。


  • 対象国:ウガンダ共和国
  • 案件名:「電子マネー決済を用いた持続可能な給水事業」
  • 契約期間(予定):2024年6月~2025年1月


【事業概要】
 本事業は、電子マネー決済型の給水システムを現地に普及し、人々が容易かつ安価に安全な水を購入可能となることで、水アクセス率および衛生環境が向上し、水を飲むことによって生じる水因性疾患の減少が期待されます。また、確実な料金徴収によって給水施設の維持管理が持続可能となることで、SDGsゴール6「安全な水とトイレを世界中に」に貢献します。

【関連リンク】
J-PARTNERSHIPホームページ(https://j-partnership.go.jp/)

【本件に関するお問い合わせ先】

鉱研工業株式会社 エンジニアリング部 森山 和義
Tel : 03-6907-7512
Mail : moriyama-k@koken-boring.co.jp

お気軽にご相談下さい。

 


2023年3月20日更新

鉱研工業株式会社(代表取締役社長:木山隆二郎)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の

「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の普及・実証・ビジネス化事業に採択されましたのでお知らせします。


対象国:マラウイ共和国
案件名:「電子マネーを用いた持続可能な給水システムに関する普及・実証・ビジネス化事業」
契約期間(予定):2023年5月~2025年1月
https://lnkd.in/e79XiZtc
【事業概要】
 本案件は、2019年度に採択された基礎調査(ニュースリリース2020年4月7日)での調査を進める中で浮き彫りとなった水に関する現地の課題(国際開発ジャーナル2022年10月号)を改善するための事業です。
 経済の中心であり、人々が多く集まるマーケット(市場)において、現地の人々が安全で安価な水を購入できるようになることで、感染症の拡大の予防につなげることを目的としています。
 本事業によって、現地住民の水アクセス率が向上すると同時に、女性や子供の水汲み労働が軽減され、水を飲むことによって生じる水因性疾患やの割合も減少することで、SDGsゴール6「安全な水とトイレを世界中に」に貢献することが期待されます。
【関連リンク】
JICA民間連携事業ホームページ(https://lnkd.in/eMwqt_M9)
JICAについて(https://lnkd.in/eeDJfZgi)
【本件に関するお問い合わせ先】
鉱研工業株式会社 エンジニアリング部 森山 和義
Tel : +81-03-6907-7513 Mail : moriyama-k@koken-boring.co.jp
お気軽にご相談下さい。

 


2022年10月21日更新

国際開発ジャーナル10月号に鉱研工業75周年記念特集が掲載されました。マラウイでの事業も載っておりますので是非ご一読ください。


2022年9月7日更新

上水道のある地域では、公共水栓と呼ばれる共同で利用する蛇口があり、家からバケツを持って来てお金を支払うことで、水を購入することができます。しかし、管理人が不在の時は買うことができないですし、その都度現金を準備しなければなりません。管理人が売り上げ金を盗んで逃げてしまうことも度々あります。
マラウイでは電子マネー決済によって公共水栓から水を得ることができます。村人はキヨスクでカードにチャージをしておけば、タッチをするだけで水を得ることができます。
ハンドポンプのように重労働も必要なく、電子マネー決済なので、わざわざ現金を準備する必要もありません。管理人がいなくても24時間購入可能です。

 

 


2022年8月3日更新

市場の様子を車の中から撮影しました。
多くの店が並んでおり、様々な商品を販売しています。
あちらこちらで商人とお客との活発なやりとりが行われており、
市場は地元経済を支える重要な拠点となっています。

 

 

 

 

 


2022年7月21日更新

マラウイ中西部のムカンダ地区には上水道があるのですが、市場周辺には公共水栓が存在しないため、レストランや野菜売り等の商人達は、近くの浅井戸を利用していました。水は濁っており、中を覗くと虫が飛んでいます。蓋が無いため、雨が降ると泥水が流れ込み、ネズミの死骸も浮いていることもあるようです。乾季には枯れてしまうため使うことができません。
 上水道の施設があるのだから、水道に接続すればいいではないかと思いましたが、接続料金が高い上に、商用の高額な水道料金(通常の10倍)が適用されるため、誰も接続していないようです。
 せっかく上水道があるにもかかわらず、人々が浅井戸を利用しているという状況には問題があります。

 


2022年7月4日更新

マラウイの市場の様子です。レンガ作りの商店や、木材で作った露店など多くの店が並んでおり、ここでは野菜を販売しています。よく見ると、彼らはいつも野菜に水を撒き、新鮮な状態を保つようにしていますが、その水はどこから入手しているのでしょうか。

 

 

 

 

 


2022年6月16日更新

マラウイビジネスの調査のために、2021年10月に現地入りしました。
乾期のため緑は少なく、気温は暑くて乾燥しています。
マラウイ入国後、コロナによる隔離は無いため、すぐに現地での活動を開始できます。

 

 

 

 

 


2022年4月27日更新

以前、鉱研が施工した井戸の水に虫が湧いていたという苦情がありました。そんなはずは無いと家を見せてもらったところ、水を貯めている水瓶が汚れていることが原因でした。せっかくキレイで安全な水を汲めるようになっても、保存状態が良くなければ意味はありません。そのような、当たり前とも言えることも、啓蒙活動を通して教えていく必要があります。
写真は一般的な素焼きの水瓶です。蓋が無いので虫や砂埃が容易に入ってしまいます。多くの人はプラスチック製のジェリー缶(20L)に入れてます。ドラム缶等の大きな容器は現地の人にとって高価ですので、簡単には購入できません。よって、水が無くなれば、その都度井戸まで水を汲みに行く必要があります。

 

 

 


2022年4月20日更新

地下水位が深くなればなるほど、ハンドポンプを上下する力も大きくなります。この井戸は子供が3人がかりでやらないと水を汲むこともできません。また、ポンプ本体の不具合によって摩擦が生じ、重くなることもあります。いずれにしても、部品にかかる負担が大きいので、ハンドポンプが故障する頻度は他の井戸と比較して多くなり、修理代の負担も大きくなってしまいます。

 

 

 

 

 


2022年4月16日更新

今月の国際開発ジャーナル4月号には「アフリカの水供給戦略」という特集ページが掲載されています。鉱研工業のマラウイでの実績(中西部地方給水計画)も掲載されておりますので、是非ご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 


2022年4月14日更新

マラウイの井戸には、洗濯物の洗い場が併設されていることが多いです。家に水道が無い場合、洗濯物と洗剤を井戸まで持って行き、この洗い場で手洗いします。アフリカは砂埃が多く地面は赤土であるため、着ているものは非常に汚れやすく、洗濯するのも一苦労です。水の少ない環境下で洗濯物を手洗いすることの大変さは、協力隊経験者の方ならわかる人も多いと思います。家事の軽減に関しても、私達がやるべきことは、まだまだたくさんあります。

 

 

 


2022年4月3日更新

井戸が無い場合、地面に穴を掘り、そこから湧き出た水を飲料水として利用している地域もあります。当然このような水は動物の糞尿や農薬等が含まれている可能性が高く、下痢や水系感染症の原因となり、小さな子供の場合は命を落とす可能性もあります。それでも、水を飲まなければ生きいけないという現状が現実にあります。頭に乗せて運んでいるバケツは40Lで40kgになります。毎日朝昼晩、長い距離をかけて家まで運ぶ女性や子供の負担は計り知れません。

 

 

 

 

 


2022年3月17日更新

マラウイでは多くのハンドポンプが故障したまま放置されており、報告によると30%のハンドポンプが稼働していない状況です。理由は様々ありますが、最も大きな理由は、修理費用を払うことができないことによるものです。

本来は利用者から料金を徴収して維持管理を行いますが、貧しいマラウイでは思うようにお金を集めることができません。よってハンドポンプが故障している間、村人たちは浅井戸等の不衛生な水を飲まざるを得ない状況となってしまい、貧困の負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

 

 


2022年3月9日更新

マラウイでは今までに多くの援助によってハンドポンプ井戸が建設されました。これにより人々は安全で衛生的な水を得ることができるようになりました。しかし、ハンドポンプとはいえ水を得るのに重労働であることには変わりありません。バケツ1杯の水を汲むのに、重たいハンドルを何回上下しなければならないのか数えてみましょう。これを炎天下の中、朝昼晩、毎日行わなければなりません。

 

 

 

 


2022年2月21日更新

私たちが事業を行っているマラウイは貧しくはありますが、「The Warm Heart of Africa(アフリカの温かい心)」と呼ばれるほど、人柄が良い国として知られています。
マラウイの現地の情報が掲載されているサイトをまとめましたので、ご活用ください。


マラウイの基礎データ(外務省):https://lnkd.in/gMaGrgJ8
マラウイでの取り組み(JICA):https://lnkd.in/gi6S9Kwm
在マラウイ日本国大使館ホームページ(外務省):https://lnkd.in/gGkfTdDt
現地情報(JICA海外協力隊製作ウェブサイト):https://lnkd.in/gKaTsAWQ
観光情報(道祖神):https://lnkd.in/g9JjW6_K
NGOの取組み(ウォーターエイド):https://lnkd.in/gvTzPqid

 

 


2022年1月28日更新

国際協力機構(JICA)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」にて、弊社が応募した「マラウイ国 電子マネーを用いた持続可能な給水システムに関する基礎調査」が採択されました。 マラウイでは、井戸の運営維持に必要な費用を賄うための料金徴収がうまく行えていないことにより、故障したまま放置されている井戸が多く存在しています。 本事業では、電子マネーを用いた料金徴収システムを構築することで、持続可能な給水施設を運営し、利用者が常に給水サービスを享受できるようにすることを目的としています。 本事業によって、現地住民の水アクセス率が向上すると同時に、女性や子供の水汲み労働が軽減され、不衛生な水を飲むことによって生じる水因性疾患の割合も減少することが期待され、SDGsゴール6「安全な水とトイレを世界中に」に貢献致します。

JICA掲載記事:https://lnkd.in/g76MmVk6

 


2022年1月5日更新

新年明けましておめでとうございます。
インド・アフリカ事業を推進するために、2020年にインド人エンジニアのポールさんとサムエルさんを雇用しました。
コロナ禍で「地下水」に対する重要性が増している現在、より一層社会にKOKENする1年にしていきたいと思います。

主な施工実績

 

 

プロジェクト名 :シカソ地域飲料水供給計画

 対 象 地 域 :マリ共和国シカソ州

 竣     工 :平成23年12月

 工 事 内 容 :給水設備建設、新規井戸建設

 


 プロジェクト名 :中央プラトー及び南部中央地方飲料水供給計画

 実 施 地 域 :ブルキナファソ

 竣     工 :平成24年6月

 工 事 内 容 :新規井戸建設


 プロジェクト名 :中西部地方給水計画

 実 施 地 域 :マラウイ共和国中部州

 竣     工 :平成28年6月

 工 事 内 容 :給水設備建設、新規井戸建設、既存井戸改修

 

主な納入実績

 

プロジェクト名 :「ノン・プロジェクト無償資金協力」 水井戸機材調達

 対 象 地 域 :スリランカ

 納     入 :平成29(2017)年2月

 納 入 機 材 :トラック搭載水井戸掘削リグ(FSW-7T-S


プロジェクト名 :無償資金協力「気候変動による自然災害対処能力向上計画」 水井戸機材調達

 対 象 地 域 :マリ

 納     入 :平成29(2017)年8月

 納 入 機 材 :トラック搭載水井戸掘削リグ(FSW-7T-LFSW-20T-L


プロジェクト名 :一般無償案件「中央乾燥地域地方給水 Phase 2」 水井戸機材調達

 対 象 地 域 :ミャンマー

 納     入 :平成30(2018)年7月

 納 入 機 材 :トラック搭載水井戸掘削リグ(FSWシリーズ200‐250m級


プロジェクト名 :「ノン・プロジェクト無償資金協力」 水井戸機材調達

 対 象 地 域 :パキスタン

 納     入 :平成30(2018)年10月

 納 入 機 材 :トラック搭載水井戸掘削リグ(FSW-20T-L


プロジェクト名 :無償資金協力「経済社会開発計画」 防災機材調達

 対 象 地 域 :エルサルバドル

 納     入 :令和2(2020)年2月

 納 入 機 材 :油圧式ロータリーパカッションドリル(RPD-75SL-H2

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